いたち川地蔵祭りもう一つの風景
昨日、NHKのローカルニュースで、7月24日に行われた“いたち川の地蔵祭りと灯篭流し”についての特集を放送していました。
地蔵祭りの写真を2枚紹介します。撮影者は知人Mさんです。
場所は以前紹介しました「泉橋」の横にあります石倉町地蔵尊です。
7月25日に紹介しました清辰橋よりは、約300mほど下流になります。
今から153年前の安政の大地震(飛越地震)で崩れた山が常願寺川を堰き止めました。
やがて堰止湖は結界し富山に大洪水をもたらし大きな被害となりました。
(今も富山市郊外には、この地震で流れてきた大きな岩が残っています。)
洪水の際に、この町に流れ付いたお地蔵様を町内でお祀りしているそうです。
昨日のニュースでは、震災で被災し福島や宮城から富山へ避難しておられる被災者の方が、毎日この地蔵尊でお祈りしておられる様子をこの地域に住む方が話しておられました。
このお話しが心に残りましたので紹介させて頂きました。
「南無延命地蔵と書かれた法衣を着て祈る人達」です。
東日本大震災やニュージランドの震災でお亡くなりになられた大勢の方のご冥福をお祈りされているのでしょうね。
これは、あくまでSILVIAおじさんの想像です。
「石倉町地蔵尊と書かれた提灯の鳥居の下を行く人達」です。
右のカップルと左のお二人はお知り合いなのでしょうか?
昔のネオン街のような提灯の色合いが印象的です。
暗い中で行われていた地蔵祭り、もう一つの風景です。
ニュースの最後に、今回の地蔵祭りでは、「平和が少しでも長く続くよう。」
お祈りしたことを、毎日、この地蔵尊をボランティアで清掃している年配の男性が話しておられました。
SILVIAおじさんは、仕事の関係(救助には関係ありません。)で震災があった
2日後に短時間の被災地滞在ではありましたが仙台へ行かせて頂きました。
東北自動車道を自衛隊や東京レスキュー等の救命に向う車や緊急物資を現地へ届ける大型トラックに混じりハンドルを握った貴重な経験は今でも忘れることはできません。でも、現地では何もできませんでしたが。(´;ω;`)ウウ・・・。
震災という大きな出来事があって
「今、普通に生きていることが、どんなに幸せなことであるのか」を初めて考えさせられました。
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