コンコンと湧き出る生地の清水
黒部市の海沿いの魅力ある町、生地を紹介しております。
生地の町の最後に紹介するのは「清水」です。
生地の清水(しょうず)
生地では、伏流水がいたるところで湧き出しています。
この湧水を生地では「清水(しょうず)」と呼んでいます。
生地地区には18の湧き水が点在しています。
お寺や神社より湧き出ていたり、温泉や公園、個人のお宅でも湧き出ています。
この清水が湧き出ている道を結んで名水街道と呼んでいます。
豊富なミネラルと適度の炭酸を含んだ水は、飲み水だけでなく、清酒作りにも活用されていますよ。
又、この清水は生地の人達の生活に昔から深く関わっています。
清水庵の清水
元禄2年の夏、松尾芭蕉翁が越中巡遊の途中、当道場の庭にこんこんと湧き出る清らかな水を見て、「清水庵」と名付けられたという言い伝えがあります。
湧出量は生地で最も多く、1分間に600リットルだそうです。
絹の清水
昔、隣にあった豆腐店が絹ごし豆腐を作っていたことから、この名がついたそうです。
生地で一番観光客が訪れる清水で、地元のボランティアが設置した清水の流れで動く水車が目を楽しませてくれます。弘法の清水
昔、弘法大師さまが生地にいらっしゃったとき、錫杖で突かれたところから清水が湧き出たという言い伝えから名付けられました。名水街道から、細い路地を入った先にあります。
(今回の清水の紹介は清水案内パンフレットより文書を頂戴致しました。)
生地の18ヶ所の清水は飲んでみるとで全部違った味がします。
残念ながら飲み比べたことは、まだありませんが。
清水では、食べ物を洗う位置や洗濯物を洗う位置が決まっているそうです。
地元の方にとっては、この清水は生地の町で最も自慢できるものとのことです。
未来に残していかなければならない自然遺産です。
魅力ある町として黒部市の生地を連続で紹介させて頂きましたが、生地には今回紹介しきれない魅力がまだまだあります。
新冶神社や前名寺などの神社仏閣、JR生地駅や名水公園・・・。
皆さんも、この地域へお出掛けの際には生地の町へお立ち寄り下さい。
又、「アートin生地」などのイベントも開催されますので、日頃は見学することのできない、貴重な芸術的な物を目にすることが出来るかもしれませんよ。
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