『風の盆』最終日翌未明(1)
富山の9月は民謡祭りが毎週のように続きます。おわら風の盆から始まり、「城端むぎや祭り」「五箇山麦やまつり」「こきりこ祭り」が続きます。
その中でも規模や運営の仕方、入り込み数が完全な別格なのが『風の盆』になります。そして私は、民謡が別に好きな訳ではありませんので『風の盆』以外に興味はありません。
最終日は9月4日の未明に出掛けました。午前1時過ぎの八尾入りでした。曳山会館前では、食べ物の販売テントの片付けが始まっていました。一番最初に遭遇したのは上の写真の「下新町」さん・・・たしか昨年も、この時間に見た記憶が・・・。本祭も終了している時間ですが、各支部が踊り回る時間にも順番やルールがあるようですね。
午後1時半からは、「諏訪町」さんの町流しが始まりました。最高峰と言われる諏訪町さんですが、サービス精神が良く、通りで待つ人の期待に応えてくれます。
諏訪町さんの町流し始まる前の注意は毎年のことだけど厳しいよ!
「絶対に喋らないで下さい。静かにして下さい。白線まで下がってください。」「動かないで下さい。踊りの前には絶対に出ないで下さい。」
町内側から見る人への注意が毎年厳しい!
私たちは諏訪町の町内にある通りで、彼らの踊りを見させて頂く立場・・・お邪魔している立場です。ご注意に従うのは当然のことです。 従えなければ、この場から立ち去るべきです。
私としては諏訪町さんの厳しさが好きです。もっと厳しくしても良いと思います。
でも、諏訪町さんからの注意を聞いていなかった観光客たちは、少しでも近付こう、近くで見たいと前に出ようとしますが、町内の方が手を広げ行く手を遮ります。今年は何回このシーンを見たでしょうか。
諏訪町さんの踊りを見る規律の厳しさを知らない観光客たちの為に、ガイドブックにしっかり書いて頂かないと・・・。規律が厳しいのは、凄く新鮮で良いと思うけど、他の町内と差があり過ぎです。
「おわら」、そして「風の盆」を盆踊りから、芸術的に高めていくには共通の鑑賞するルールが必要かな。これだけ人が多いと個人のマナーでは解決できないよ。
« もっと見たかった鏡町 | トップページ | 『風の盆』最終日翌未明(2) »
「越中八尾おわら風の盆」カテゴリの記事
- 『風の盆』に来年もお越しください(2017.09.07)
- 今年の風の盆は11年ぶりの週末開催(2017.09.03)
- 明日から『風の盆』の前夜祭(2017.08.19)
- おわら風の盆・二日目(参)(2016.09.09)
- おわら風の盆・二日目(弐)(2016.09.06)
コメント