人によって守られて来た沢スギ
入善町にある国指定の天然記念物「杉沢の沢スギ」を訪れました。
以前も記事にしたことがありますが、年に一度は杉沢に撮影に来ています。
杉沢の沢スギの林内では、湧水が流れていて、冬でも季節風があたらず積雪が少なく暖かいので、暖地性の植物が育つそうです。また、黒部川が氾濫した時に種子や根茎が運ばれて来たと考えられている山地性の植物も見られるそうです。
昭和44年頃、入善町の海岸沿いには約45haもあった杉沢も昭和37年頃から始まった圃場整備事業により、殆どが水田に姿を変えました。
しかし貴重な沢スギを知る多くの人々の活動により、わずか2.7haですが現在の沢スギが残され保存されました。
暖地性の植物と山地性の植物が一緒に見られ、種類が多いことは全国的にも珍しいそうです。
オオキジノオシダ(常緑性のシダ植物)
ここには、よく似たキジノオシダも生育して、林内に大群落がみられる。ジャングルのように感じます。
とても広い林内で、一番好きな撮影ポイントになります。
何回も撮影しているけど、倒れた杉に綺麗に苔がむし始めていました。
沢スギは入善町の人の手によって守り育てられて来ました。 COOLPIX P310(H25.06.09)撮影
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